◇議員派遣の件令和元年第3回
西原町議会定例会議事日程(第1号)
6月7日(金) 午前10時 開会日程
番号事件番号事件名 ◇議長諸般の報告 ◇町長行政報告1 ◇
会議録署名議員の指名2 ◇会期の決定の件3 ◇一般質問 4人
宮里芳男
上里善清
伊集 悟
崎原盛秀令和元年第3回
西原町議会定例会会議録招集年月日令和元年6月7日(金) =1日目=招集の
場所西原町議会議事堂開会等日時及び宣告開会 6月7日 午前10時00分
散会 6月7日 午後3時45分議長
大城好弘出席議員議席番号氏名議席番号氏名1番宮里芳男2番真栄城 哲3番伊計裕子4番与儀 清5番崎原盛秀6番伊集 悟7番屋比久 満8番長浜ひろみ9番上里善清10番大城誠一11番平良正行12番喜納昌盛13番新川喜男14番宮里洋史15番大城純孝16番仲松 勤17番与那嶺義雄18番前里光信19番大城好弘 欠席議員
会議録署名議員13番新川喜男14番宮里洋史職務のため出席した事務局職員の職、
氏名事務局長城間英明書記新川高志説明のため出席した者の職、氏名町長上間 明副町長小橋川
明教育長大濱進総務部長與那嶺 剛福祉部長小橋川健次建設部長玉那覇満彦教育部長兼
教育総務課長新垣和則総務課長兼
選挙管理委員会事務局長翁長正一郎企画財政課長島袋友一生活環境安全課長外間哲巳税務課長高江洲昌明町民課長城間 靖こども課長山城宏達福祉保険課長呉屋真由美健康支援課長富原素子土木課長小橋川生三
都市整備課長又吉宗孝都市整備課主幹呉屋定
政産業観光課長兼
農業委員会事務局長呉屋邦広産業観光課主幹玉那覇敦也上下水道課長宮城 哲会計課長兼
会計管理者與那嶺 武文化課長新城 武教育総務課主幹照屋心一郎生涯
学習課長花城清紀
○議長(大城好弘) ただいまから令和元年第3回
西原町議会定例会を開会します。 本日の会議を開きます。
△諸般の報告
○議長(大城好弘) 日程に入ります前に、諸般の報告を行います。 平成31年第1回3月定例会以降、本日までの諸般の報告であります。 まず
例月現金出納検査報告について、地方自治法第235条の2第3項の規定により、平成30年度2月分から4月分までと平成31年度4月分の
例月現金出納検査結果報告書が監査委員から提出されておりますので図書室にて閲覧に供しております。 平成31年第1回定例会以降に受理された陳情、要請等は9件で、お手元に配付してありますので、陳情・要請等文書表のとおり陳情第812号及び第813号については
建設常任委員会に、陳情第815号については
文教厚生常任委員会に付託します。 次に各種会議等について主なものを報告いたします。 4月25日、
中部地区町村議会議長会定例総会が開催され、平成30年度事業報告、決算認定及び平成31年度事業計画、歳入歳出予算について提案がなされ、それぞれ全会一致で認定及び可決しております。 4月26日、平成31年度
沖縄振興拡大会議が開催され、議長が参加しております。 5月8日、
町村議会常任委員長・副
委員長実務研修会が開催され、各常任委員長及び副委員長が参加し、所管事務調査の意義と方法について学んでおります。 5月14日から17日まで、
中部地区町村議会議長会県外行政視察研修に議長が参加しております。佐賀県有田町においては観光事業の取り組みについて、福岡県大刀洗町においては議会改革について、視察研修をしております。 5月24日、元号が変わりまして初の議会、第2回
西原町議会臨時会が開催されています。同日、臨時会終了後、第1回目の
議会活性化調査特別委員会が開催され、互選によって委員長に宮里洋史議員が、副委員長に喜納昌盛議員が選出されております。 5月28日、令和元
年度町村議会議長・副議長研修会が東京都千代田区で開催され、議長、副議長が参加しております。 6月4日、第22回西原まつり第1回実行委員会に、委員として議長が参加しております。 以上で諸般の報告を終わります。
△行政報告
○議長(大城好弘) 次に町長から行政報告の申し出がありますので、これを許します。 町長。
◎町長(上間明) ハイサイ、グスーヨー、チュー ウガナビラ。チューカラ 6月
定例会ナトーイビーシガ、ユタシク ウニゲーサビラ。 それでは、平成31年2月26日から令和元年5月31日までの行政報告をさせていただきます。かいつまんでの報告ということになりますが、あとは各自でお目通しをお願いしたいと思います。 まず初めに、公共工事等に関する行政報告、3,000万円以上5,000万円未満についてであります。工事名が、小波津川3
号車道橋下部工工事(A1-1)の件につきまして、指名競争入札によりまして、
有限会社東洋建設と契約をいたしております。 次に主な行政報告をいたします。まず3月2日、第1回
ビーチサッカー地域女子チャンピオンズカップ開会式が行われまして、参加をしております。 それから3月4日から3月26日までの間、平成31年第1回
西原町議会定例会が開催をされております。 3月6日、
観光まちづくりセミナーということで、徳田博之先生を講師に招いて、「知らなかったMICE(マイス)の横顔」について、御講演をいただいております。 それから
沖縄ハワイ協会の「ハワイの夕べ」ということで、
ハワイ沖縄連合会の役員、会長の
イゲ・ジョセリン会長と、それから本町我謝出身の3世の
ミヤヒラ・リン次期会長と、それからまたそれの歓迎会が行われております。 それから3月23日、第35回チャリティーふれあい市が開催されております。 同25日、平成30年度NS2
BP活動報告会がありました。 それから3月27日、平成31年度
全国高等学校総合体育大会、西原町実行委員会の設立総会及び第1回総会が開催されております。 次に2ページにいきたいと思います。3月28日、西原町
行政改革推進委員会から答申をいただいております。 3月29日、平成30年度
退職辞令交付式がありました。 翌4月1日、平成31年度
定期人事異動辞令交付式がありました。 それから4月6日、
琉球歴史文化継承振興会の尚本家の平成31年「玉陵(たまうどぅん)清明祭」がありまして、それに参加をさせていただきました。 それから4月19日、第22回西原町人つくり支援の
会チャリティー展示即売会がありまして、それに参加し、盛大に開催をさせたところであります。 次に3ページでございますが、4月26日、先ほど議長からお話がありましたように、平成31年度
沖縄振興拡大会議が開催をされております。 5月8日、平成31年度
東海岸地域サンライズ推進協議会の総会が開催をされております。 5月16日から5月17日までの間、第40回通常総会・命と暮らしを守る
道づくり全国大会及び要請行動を行っております。中部地区のほうから国道329
号バイパス西原道路を中心に、国交省をはじめ、関係大臣、国会議員の皆様に要請をしたところであります。 次、4ページでございます。5月21日、
交通安全対策等優秀警察署「交通死亡事故ゼロ1年達成」の表彰式がありました。
浦添警察署発足以来、初めての1年間死亡事故ゼロの達成ということであります。 5月21日、農水産物流通・加工・
観光拠点施設指定管理基本協定書締結式がありました。 それから5月24日、令和元年第2回
西原町議会臨時会が開催をされております。 5月29日、
沖縄総合事務局と中部市町村会の国土交通行政に関する行政懇談会が開催されまして、本町の国土関係の要請をしたところでございます。 5月30日、
農業生産法人西原ファーム、平成30年度第8期株主総会が開催されまして、出席をいたしております。 以上が主な行政報告でございます。
○議長(大城好弘) 以上で町長の行政報告を終わります。
△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(大城好弘) 日程第1.
会議録署名議員の指名を行います。 本日の
会議録署名議員は、13番新川喜男議員及び14番宮里洋史議員を指名します。
△日程第2 会期の決定の件
○議長(大城好弘) 日程第2.会期の決定の件を議題とします。 お諮りします。 本定例会の会期は、本日6月7日から6月14日までの8日間にしたいと思いますが、御異議ありませんか。 異議なし(と言う声あり)
○議長(大城好弘) 異議なしと認めます。 したがって会期は、本日6月7日から6月14日までの8日間と決定しました。
△日程第3 一般質問
○議長(大城好弘) 日程第3.これより一般質問を行います。 発言時間について申し上げます。 「
西原町議会運営に関する申し合わせ」により、本日の一般質問についての各議員の発言は、会議規則第56条第1項の規定に基づいて、それぞれ30分以内とします。 順次、発言を許します。 1番
宮里芳男議員。
◆1番(
宮里芳男議員) 皆さん、おはようございます。6月定例会ということで、一般質問を行いたいと思っております。1番議員、宮里芳男でございます。その前に、先ほど議長から話がありました全国の町村議長・副議長会がありました。その内容を少しお話ししたいと思っております。 5月27日、28日に
東京国際フォーラムが会場でありましたけれども、皆さん方に臨時会等でお配りした町村議会議員の議員報酬のあり方についての最終報告書ができ上がったということで、その報告も含めた研修会。考え方であるとか、全国での議員報酬、そして定数、そのままでいいのかということが全国的に課題になっているという部分が、この研修会の中で話が進められておりましたけれども、やはり議員報酬の件は全国町村会でも少ないのではないかとか、議員のなり手がいないのではないのかという部分での事例発表等がありましたが、その件についても、やはり沖縄県でも町村会の中で今後課題になっていくのではないかと感じております。 そしてさらには事例発表がありましたけれども、事例発表の中で、町といっても3,000人の人口の中での町という事例発表がありましたが、これはやはり高齢化率が45.9%、約46%の高齢化が進んでいるということで、議員が10人ですけれども、議員のなり手がいないということも定数の件と、ここも報酬の件が事例として発表されておりました。 もう一つ、特に私が感じた部分は、京都府与謝野町というところですけれども、西原町より1万人ぐらい人口が少ないのですが、約2万5,000人ぐらいの人口ですけれども、議員定数が16人ということで、ここは議員報酬がかなり高いのです。普通の一般議員が25万円、そして議長31万円、副議長が28万円という形で、この議会の予算については、かなりの頑張りがあって、町民に信頼される存在感のある議会を目指していこうということでの事例発表がありましたので、一応報告をしておきたい。あと、この資料については議長も私も持っておりますので、もし参考にしたければ議長室にあると思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。それでは通告に従いまして、一般質問をしていきたいと思っております。 まず1.町財政についてでございます。(1)平成31年度(令和元年度)の予算編成で、私は3月議会で話をしましたけれども、特に具体的な予算編成はないとのことでしたが、新たな財源確保が検討されたのかどうかという部分でひとつお伺いしたいと思っております。それから(2)町財政が厳しい状況では、やはり重要課題として取り組む必要があるのは人口増加、世帯増加ではないかと私は思っております。今の町の人口、世帯を見てみると、3万5,000人からほとんどふえていない。この七、八年、ほとんどふえていないのではないかと。逆に減っている可能性がある。これはやはり公共工事が余りにも多過ぎるのではないのかという感じがするのです。だからアとして、人口増加に具体的な取り組みをする必要があるのではないかと私は思っておりますので、これを質問してあります。そしてイ.世帯増加の
シミュレーションも中長期で、人口増も世帯増も10年計画でどうしていくという部分の
シミュレーションを私は描くべきではないかと思って質問をしておりますので、よろしくお願いしたいと思います。それから(3)沖縄振興費として、市町村向け新制度が昨年の12月あたりに新聞紙上を賑わせたと思いますが、この制度は沖縄県を通さないで、直接市町村向けに創設した新たな補助制度であるわけですけれども、
沖縄振興特定事業推進費として、国としては30億円を計上したとの報道がありました。西原町も財政状況が非常に厳しい中で、この制度を活用する考えはないのか、伺いたいと思っております。よろしくお願いします。 大きな2番目として、道路行政についてお伺いします。これはもうずっと追いかけているわけですけれども、(1)
県道浦添西原線の進捗状況について伺いたいと思っております。令和元年5月20日に
中部土木事務所の人事異動に伴って、2人の担当者が異動し、後任として着任した2人との連絡会議を持っております。当初は挨拶程度とのことでしたが、前任者との引き継ぎがかなりうまくいっているということで、真剣な話し合いが進められたのではないかと私は思っております。その中で質問をしたいと思いますけれども、ア.新しく後任としていらしたお二方と、西原町との調整会議を持たれて、どのような内容の話になったのか伺いたいと思います。そしてイ.翁長嘉手苅線の現在の進捗状況をお伺いしたいと思います。(2)
県道那覇北中城線についての進捗状況を伺いたいと思っております。(3)として、やはり一番気になるのは坂田、上地区の方々が気になるのは、この坂田交差点です。現在の坂田交差点(
マックスバリュ)がどのようになっていくのだということを非常に上地区の方々は気になっているので、進捗状況を伺いたいと思っております。 大きな3番目として、保育士不足及び待機児童について伺いたいと思います。(1)今年度10月より幼児教育・保育無償化に伴い、待機児童の増加で不安があると思います。ア.ゼロ歳から2歳児の待機児童数は何人なのか、お伺いしたいと思います。イ.3歳から5歳児の待機児童数を伺いたいと思っております。それから(2)3月定例会でも私は質問しましたけれども、その中で答弁がありました公立1園、そして認可園6園で合計17人の保育士が不足しているとのことでしたけれども、ア.その後、不足補充はどうなっているのか、伺いたい。そしてイ.新たな待遇改善は。やはり保育士不足というのは待遇がかなり影響してくるだろうと思っておりますので、その後の新たな待遇改善は進められているのか、伺いたい。ウ.
沖縄キリスト教学院大学との連携事業をしていくという答弁がありましたけれども、改善されたのかどうかを伺いたいと思っております。エ.平成31年度、保育士不足によって定員割れは70人程度になるということでしたが、現在では何人の定員割れなのか、伺いたいと思っております。以上、壇上より質問をし、再質問については一般質問席より行いたいと思っております。よろしくお願いします。
○議長(大城好弘) 総務部長。
◎総務部長(與那嶺剛) おはようございます。私のほうから、まず大項目1の町財政について、(1)新たな財源の検討状況についてお答えいたします。 新たな財源確保については、予算編成時のみならず、常に検討しているところでありますが、特効薬になるようなものがないのが現状であります。しかし、ふるさと納税の
ラインナップ拡充や課税客体のさらなる洗い出し、企業誘致につながる土地利用の見直し、
西地区区画整理事業の推進など、収入アップにつながる取り組みについては、着実に取り組んでいきたいと考えております。また、これまで据え置いておりました
ごみ処理手数料の見直しを進めてまいります。 続きまして(2)のアの人口増加の取り組みと、イの
世帯増加シミュレーションについて、一括してお答えいたします。まず、アの人口増についてですが、我が国の人口減少や少子高齢化の問題は、本町でも例外ではないため、2015(平成27)年度に策定しました「西原町人口ビジョン」では、2060年に人口3万9,000人を目指しております。この取り組みにつきましては、今後はやはり産業基盤をつくり、就業者をふやし、新しい世代の結婚・出産をかなえ、子育てしやすい環境をつくること。また、
西原西地区土地区画整理事業や
大型MICE施設の背後地をはじめとして、都市計画の見直しについて取り組んでいかなければならないと考えております。 次に、イの世帯増加の
シミュレーションについては行っておりません。 続きまして、同じく大項目1の(3)沖縄振興費、新町村向け新制度についてお答えいたします。
沖縄振興特定事業推進費については、令和元年度事業として一括交付金を補完し、特に沖縄の自立発展に資する事業で、機動性を持って、迅速・柔軟に対応すべき市町村等の事業を推進する制度となっております。本事業は、市町村が活用できる補助金と民間事業者が活用できる補助金に分かれており、いずれも一括交付金と同じ8割補助とされております。本町では、
民間事業者分補助金の活用を目指して国と調整を行っておりましたが、採択されませんでした。以上です。
○議長(大城好弘) 建設部長。
◎建設部長(玉那覇満彦) おはようございます。私のほうからは質問項目2の道路行政についてお答えいたします。 (1)のアについてお答えいたします。3月28日、
県道浦添西原線の県と
坂田自治会検討委員会との意見交換会に町が参加し、その後の県との調整はありません。県から
坂田自治会住民への説明会を行う方向で今後は進めていきたいと、3月時点では聞いていました。県の担当者2人の人事異動があり、引き継ぎや内部調整等もあって、町との調整はまだありません。県から5月20日に坂田自治会に挨拶に行ってきたと、後日聞いております。 (1)のイについてお答えいたします。
県道浦添西原線の平成30年度末の
事業費ベースでの進捗状況については、
翁長嘉手苅区間、坂田交差点より
サンエー西原シティ横までになりますが、
事業費ベースでの進捗状況は28%で、工事は現在ゼロ%、用地補償費は67%と聞いております。次に、
嘉手苅小那覇区間、
サンエー西原シティ横から
与那原バイパスまでの区間になりますが、
事業費ベースでの進捗状況は91%で、工事は68%、用地補償は93%と聞いております。(2)の①についてお答えいたします。
県道那覇北中城線の平成30年度末の
事業費ベースでの進捗状況については、翁長上原区間については、
事業費ベースで95.9%、工事で76.1%、用地補償で99%と聞いています。次に、幸地、翁長、
坂田交差点区間については、
事業費ベースで42%、工事で3.2%、用地補償で55.9%と聞いております。 続きまして、(3)についてお答えいたします。坂田交差点の工事については、
マックスバリュの移転時期に合わせて行うことになりますが、現在
マックスバリュの移転先の造成工事を行っているところです。同交差点は、区画整理地区内と地区外にまたがっているため、県の工事とも関係することから、
マックスバリュの移転の進捗を見ながら、具体的な工事の
スケジュール調整を行う予定であります。以上です。
○議長(大城好弘) 福祉部長。
◎福祉部長(小橋川健次) おはようございます。私のほうからは福祉部関係の質問にお答えをさせていただきます。 まず質問項目3の(1)ア、イ、一括して答弁をさせていただきたいと思います。まず、平成31年4月1日時点の待機児童数につきましては、ゼロ歳から2歳児までの待機児童数は39人、3歳から5歳児までの待機児童数が29人となっております。 次に質問項目3の(2)のアについてお答えいたします。平成31年4月1日時点、保育士不足と報告を受けた施設は7施設で、合計25人の保育士が不足している状況であります。 次に、(2)のイについてお答えいたします。保育士不足の解消策として、これまで
保育体制強化事業及び
保育士正規雇用化促進事業を実施してきております。今年度も
引き継ぎ保育士正規雇用化促進事業を実施し、各施設が積極的に正規雇用化を進めることで、保育士の待遇改善が図られるものと考えております。 次に、質問項目3の(2)のウについて、お答えいたします。
保育士不足改善のため、
町内公立認可保育園で構成している
プロジェクトチームで、
沖縄キリスト教学院大学と連携した事業を実施しておりますが、残念ながらまだ改善に至ってはおりません。 (2)のエについてお答えいたします。平成31年4月1日時点、先ほど申し上げましたが、25人の保育士が不足している旨の報告を受けており、これにより88人の定員割れが生じている状況であります。以上です。
○議長(大城好弘) 1番
宮里芳男議員。
◆1番(
宮里芳男議員) ありがとうございました。順を追って再質問をしていきたいと思っております。 予算編成ですけれども、具体的にこれといったものはないとの今の答弁でしたが、では3月に予算編成が終わると、新たな財源としては次の予算編成を組むのに精いっぱいで、新たな財源をつくろうという考え方が、何か薄れているような感じがしているのですけれども、令和元年度の予算を締めると、次の令和2年度の予算編成に行くという形にあるわけですが、この財源をどうしても1年間で何か埋め合わせをしなくてならないという考え方も必要ではないのかと私は思っておりますので、具体的にどうすれば収入が上がっていくのだろうということを考えながらやっていければと思っております。 それから(2)、やはり人口増です。先ほどから人口の話が出ておりましたけれども、人口増は先ほど答弁の中で2060年と。2060年といったら、今2019年ですから、あと41年となると、ここにいる方はもう誰もいないのです。そこで3万9,000人にしていくと。4,000人しかふえない。どういう形で、この西原町のまちづくりを我々はやっていこうかということを真剣に考えていかないと。本当に浦西線ができ、北中城線ができ、もしMICEができて、中城村の国道329号もでき上がっていく。あと60年の間に、西原町の町がどうなっていくかというのを、本当に皆さんは想像して、そういう3万9,000人という
シミュレーションを描いているのかというのを、この部分が不思議でならない。今は3万5,000人です。そして浦西線の工事がどんどん始まって、立ち退きがあるのです。北中城線も立ち退きでどんどんやっているわけです。MICEができ上がっていく。国道329号も裏側から走っていくという形で計画が出されているにもかかわらず、西原町のこのまちづくりはどうしても、私はこの人口増と世帯増についての話を最優先にすべきではないかと。だから浦西線の周辺に、どのような計画をしていくんだと。北中城線の周辺に、どのようなまちづくりの計画をしていくんだということが見えないのです。あと5年、10年で浦西線も北中城線も開通していくわけですけれども……東洋経済新報というヤマト(ここでは「他府県」の意。)の冊子があるのですが、ここで全国の市町村の人口増が、この5年間でどれぐらい伸びたかというランキングが載っています。その中で沖縄県が載っている部分があるのです。与那原町がこの5年間で、全国で75位に入っていると。そして豊見城市も62位に入っている。与那国町も入っていますし、八重瀬町も50位に入っています。そして竹富町も30位に入っているという形で、やはりこういう
シミュレーションを描きながら人口をふやしていって、町財政を豊かにしていくということが私はとても大事な部分だと思いましたけれども。町長、先ほどの2060年の3万9,000人の根拠というのかな、私が先ほど言った浦西線、北中城線、MICE、国道329号ができていくと、ここに大きな建物ができていって人口がもっとふえると思うのですが、町長はどうお考えなのか。
○議長(大城好弘) 企画財政課長。
◎企画財政課長(島袋友一) 御質問にお答えしたいと思います。 この人口ビジョンは自然増減を主に見ているのですけれども、やはり今の出生率、今最新のデータでは西原町の特殊出生率が1.7ということで、このままいくと確実に下がるということになります。なので、自然増を求めるためには、子供をもっと産んでいただくという環境が整うことが必要となってきます。これが自然の部分です。今人口を維持するには2.1の出生率が必要だということで言われておりますので、西原町はそれを目指して、さらにもっと上を目指して2.3までは持っていきたいという目標の上で、3万9,000人ということになっております。 それとあとハード面では、先ほど部長からも答弁がありましたけれども、西原西地区のほうが計画どおりいきますと、計画人口は1,700人ということになっておりますので、ここも見込みたいというところで考えております。あと3万9,000人の設定ですけれども、前につくりました都市マスタープランもそのような形で、ずっと前から目指していくとなっておりますので、こことも整合をとって、この形ということになっております。以上です。
○議長(大城好弘) 1番
宮里芳男議員。
◆1番(
宮里芳男議員) やはり町として、2060年の人口目標が3万9,000人ということになると、私自身納得していない部分があるので、これだけの町になる。逆に、世帯増と同じように進んでいかないといけない部分、人口増というのは世帯がふえないと人口がふえていかないわけです。同じように進んでいかないといけないはずなのに、世帯の
シミュレーションは描いてはいないと、先ほど答弁がありましたよね。行っていませんと。これはなぜ、人口が3万9,000人と
シミュレーションを描いているのに、世帯をふやそうという
シミュレーションをどうして描いていないのですか。
○議長(大城好弘) 企画財政課長。
◎企画財政課長(島袋友一) お答えしたいと思います。 所帯の
シミュレーションは行っていないのですけれども、所帯の実績は見ております。人口は本当に議員がおっしゃっているように横ばいなのですが、所帯のほうは微増しております。ここから見えるところは、人口の増加というか、家庭の状況の問題です。核家族が進展していると統計には、所帯の増というのは見えます。なので、やはり大事なのはコーホート法というのを使うのですけれども、自然の増減の中でどれだけ生まれて、どれだけ亡くなっていくというものの中で見ていくのが、人口増でしか将来像というのは見ませんので、こういった形で今推計をとらせていただいております。以上です。
○議長(大城好弘) 1番
宮里芳男議員。
◆1番(
宮里芳男議員) これはやはり世帯と人口は比例していく部分だと私は思っております。世帯増はあまり関係なくて、人口増を考えているという考え方のようですけれども、ぜひこれからの課題としては、人口と世帯をふやしていくということが、やはり固定資産税並びに税金が入ってくるという部分での財政を乗り切っていくという部分を、中・長期の計画の中に入れていくべきだと私は思っていますので、よろしくお願いしたい。 それから(3)の沖縄振興費、市町村向け新制度についてです。昨年の12月あたりから、政府としては県を通さないで、即、市町村に30億円の金を下ろしていくという話が話題になっておりますが、最近ほとんど新聞紙上で話題にならないのですけれども、先ほどの答弁では採択されなかったと言うのですが、条件として満たなかったという部分なのか。なぜできなかったのか、質問をさせてください。
○議長(大城好弘) 企画財政課長。
◎企画財政課長(島袋友一) お答えしたいと思います。 この30億円の交付金は、市町村が申請できる自治体分と民間の分の2つに分かれておりまして、西原町は民間事業者からこういった申請をしたいということで御依頼があったものですから、それに関して内閣府と協議をしたのですけれども、連絡のほうもこちら側が聞かないと採択なのか、不採択なのかわからないという状況がありまして、きのう、こちらから内閣府に直接問い合わせたら、今回は採択の予定はないということでお答えいただきまして、理由のほうがまだちゃんと聞けていない状況ですので、もう少しこの辺はしっかり示していただきたいと内閣府には要望をしていきたいと考えております。以上です。
○議長(大城好弘) 1番
宮里芳男議員。
◆1番(
宮里芳男議員) 民間は申請があって採択をしないと。西原町は申請をしていなかったのですか。
○議長(大城好弘) 企画財政課長。
◎企画財政課長(島袋友一) これは一括交付金のように、特に西原町に幾ら配分するというようなものではなくて、手挙げ方式ということになっております。西原町は新規事業を特にあえてやるというものを今は抑えている状況ですので、一括交付金で対応できる分を、今は必死にやっていくということになっておりますので、この辺は申請を控えているという状況です。
○議長(大城好弘) 1番
宮里芳男議員。
◆1番(
宮里芳男議員) これはやはり先ほど答弁がありましたように、2割負担が町にあるという部分で、申請していくと、また町の財政も逼迫している中で負担が多くなるということで、申請をしなかったということになると思うのですけれども。新聞紙上によると、「市町村の予算配分で国の直接関与を強め、沖縄県の自主性を弱める懸念も含み、今後やはり議論になりそう」という新聞に課題も出ているわけです。それでも、他の市町村がこの30億円を使ってやっている部分があるのかどうか。事例としてお願いしたいと思います。
○議長(大城好弘) 企画財政課長。
◎企画財政課長(島袋友一) お答えしたいと思います。 公表されている分につきましては、宜野湾市が9事業で6,700万円ぐらいの交付決定を受けているようですが、でもこれは今まであったものの乗せかえという言い方がいいのでしょうか。旧拠点返還地跡地利用推進交付金というのがありまして、これをそのまま乗せかえたという報道になっております。西普天間地区に係る事業費だと思いますけれども、これは前々からありましたので、これがその交付金にかわっているという状況で、それ以外でこの交付金を活用した新たな事例というのは、今私どものニュースには入っておりません。以上です。
○議長(大城好弘) 1番
宮里芳男議員。
◆1番(
宮里芳男議員) ありがとうございました。次に行きたいと思います。 浦添西原線の件ですけれども、我々は5月20日に新しい主任と班長と坂田ハイツの自治会と顔合わせをやっているわけですが、やはり事業を主体的に行っている県と西原町との、顔合わせをしてコンタクトをとるのは、こっちが行くべきなのか、あっちが来るべきなのか、それは皆さんの判断に任せますけれども。これはどうしてもやるべきではないですか、どうですか。
○議長(大城好弘) 土木課長。
◎土木課長(小橋川生三) お答えしたいと思います。 3月28日、私も含めて坂田ハイツ自治会へ、県の職員と一緒に説明会をしたのですが、そのときにも4月に入ったら早目に、この説明会を再度繰り返す必要があるのではないかということで、そのときに県の班長、担当職員2人の人事異動がもう決まっていると。もう新しい人に引き継がないといけないという話がありまして、ではそうであれば、とにかく早目にしたほうがいいですということで伝えはしたのですが、ただ向こうも内部的なものがあって、私もまた班長にもそのときまでは会ったことがなくて、向こうも内部の調整で、今回
中部土木事務所との意見交換会のときに、初めて私のほうも班長といろいろ意見交換をしながら、今後の進め方はどういう感じで考えているのですかとか、そういったものを聞いたところであります。県事業ですから、県のほうから町に対して、こういったものに協力できませんかというときには、当然私は説明会に参加するようにしているのですが、相手から声がかからなければ、そういったことはあまりないと。自分の仕事を一生懸命やりこなすということであります。
○議長(大城好弘) 1番
宮里芳男議員。
◆1番(
宮里芳男議員) とにかくこの坂田ハイツの問題を5月20日に新しい班長、主任のほうに、さらに話をしております。かなり突っ込んだ話もしましたけれども、我々が出した部分に対して、特に
中部土木事務所から出てきた部分が、最終なのかわかりませんが、やはりカルバート方式は、今の12メートルでいくと金がそんなにかからないで済むという話が出てきているわけですが、3つの案が出されてきているのです。カルバートをやると、約1億何千万円かかると。それから完全にかぶせていくと、12億円ぐらいかかると。あとは30億円ぐらいかかるという部分での予算がかかってきているわけですけれども。2案については1億8,000万円で、皆さんの要求ができますと。しかし、
中部土木事務所としては金はないので、もうできませんと。3案が出てきているのです。4億6,000万円かければ、ちゃんとしたトンネルでできますという形で、案が出てきている部分があるのです。それで、これは
中部土木事務所としては、自分たちの範囲から超えていると。では、どうするかと質問をすると、もう1案以外は、これ以上の考え方は、カルバートはできませんというお話でした。だったら県、国に陳情要請を出したらできるんですかと言ったら、これはもう皆さんの考え方で、どうぞやってくださいという考え方なのです。だから3つの案が出たということは、もう既に金額が出てきているわけです。それを1億8,000万円かかるのと、第3案が4億6,000万円かかるという案が出てきているわけです。それを我々としては県に出します。国にも陳情要請をしていくかというと、そこまで今検討委員会としては言っていませんけれども、この間の5月20日の説明会の中では、終了後、検討委員会を開きました。平行線のままでは、これはいけないので、何とか我々としては、この9世帯を孤立させないような状況をつくろうということで、国、県にも陳情要請を出す方向がいいのではないかという最終結論ではなかったのですけれども、いいのではないかというところまではきております。だけど、この問題について坂田ハイツとしては、特にこのボックスカルバートについては後ろに引けないという確認を検討委員会でやっておりますので、その辺も西原町としてぜひ、
中部土木事務所、県にも何とか町民の期待に沿いたいということを町としてもお願いしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 それから(3)についてです。現在の坂田交差点(
マックスバリュ)、先ほど説明がありましたけれども、私が聞いた話によると、この坂田交差点がこれだけおくれているのは、西原町の責任であると。区画整理事業ができていないから、そうなっているという話を聞いたのですが、これはどうなんですか。
○議長(大城好弘) 都市整備課主幹。
◎都市整備課主幹(呉屋定政) 今の再質問にお答えします。 確かに今、
西原西地区土地区画整理事業は、実際おくれております。浦添市方面、西側から今攻めてきていますので、物件にして交差点に立地している
マックスバリュの移転が進めば、坂田交差点の交通渋滞については、非常に緩和されるのではないかと今進めております。それに関連して、先ほど部長が申し上げたとおり、
マックスバリュの換地先の造成工事を早急に今進めている段階です。その
マックスバリュの移転時期として、予定としては令和3年度、交差点の工事の着工予定は……、これは沖縄県
中部土木事務所との調整も含めて、令和5年を予定して進めることになっております。以上です。
○議長(大城好弘) 1番
宮里芳男議員。
◆1番(
宮里芳男議員) この
マックスバリュは、つくってから移転をする。新しい施設に移ってから、営業してから移転するということになるのですか。
○議長(大城好弘) 都市整備課主幹。
◎都市整備課主幹(呉屋定政) 今の質問にお答えします。 確かに移転先の造成工事が完了して、その造成工事が完了した後、
マックスバリュと保証契約に至るわけなのですが、基本的には移転先のほうに新店舗が完成した後に移転となります。今の既存の店舗は休止しない状態で、移設の予定となっております。以上です。
○議長(大城好弘) 1番
宮里芳男議員。
◆1番(
宮里芳男議員) これは予定として何年度になりますか。
○議長(大城好弘) 都市整備課主幹。
◎都市整備課主幹(呉屋定政) 質問にお答えします。 保証契約の予定としては、令和3年度を予定しております。恐らく移転は令和4年には……、新店舗の完成時期に合わせてですので、令和4年には移転できると私のほうでは想定しております。以上です。
○議長(大城好弘) 1番
宮里芳男議員。
◆1番(
宮里芳男議員) なぜこの部分を指摘するかというと、坂田ハイツが高齢者化してきている。今テレビを見ていても、全部高齢者の交通事故の問題。きのうもありました。そういう部分で坂田、上地区にはスーパーが1カ所しかないのです。坂田ハイツは、歩いて
マックスバリュまで行ける。これからあと三、四年、高齢化がずっと進むということは、車の免許返納がどんどんふえてくるだろうと、私は今考えているわけです。だから
マックスバリュはとても大事なのです。
マックスバリュをただ移転させればいいのではなくて、営業させるだけではなくて、後ろにでも建てて営業させて、これから壊していくという考え方でよろしいですか。
○議長(大城好弘) 都市整備課主幹。
◎都市整備課主幹(呉屋定政) はい、そのとおりの考え方でいいと思います。以上です。
○議長(大城好弘) 1番
宮里芳男議員。
◆1番(
宮里芳男議員) ありがとうございました。当局は先ほど言ったように、上地区にはもう少しスーパーとか公共施設をやはりつくるべきだと。今、車を持たない方々が感じている部分で、私のところに来ております。図書館に行きたいが、バスに乗ってしか行けない。歩いて行けない。どこに行きたいけれども、歩いていけないという考え方で、やはりバランスのとれた西原町のまちづくりをやらなくてはいけない部分があって、どうしても
マックスバリュについては残していって、この高齢化社会に対しての対策を、ぜひ町挙げてやらなければいけないだろうと思っております。ぜひともこの
マックスバリュ、坂田交差点の位置づけ、そして老人が歩いて危なくないような交通・道路体制もつくるべきだと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。 あと3分ぐらいですので、最後に行きたいと思います。このエの平成31年度の保育士不足、先ほど25人の不足で、定員割れが88人という答弁を受けましたけれども、これは対策として、そして今後の流れとして、どうなりますか。
○議長(大城好弘) こども課長。
◎こども課長(山城宏達) お答えさせていただきます。 今年度の対策としましては、保育士がやはり働きにくい環境というのが今出ておりますので、保育士の処遇改善に向けて、努力していきたいと思っております。また、先ほど部長から答弁をさせていただきました県の補助事業ですけれども、
保育士正規雇用化促進事業、このほうを進めさせてまいりまして、認可保育園の成果率を高めていくという取り組みを行っていきたいと思っております。以上です。
○議長(大城好弘) 1番
宮里芳男議員。
◆1番(
宮里芳男議員) 25人の不足、88人の定員割れという部分について、最終的に皆さんの今年度の目標は、どのぐらいまで減らしていこうという考え方を持っていますか。
○議長(大城好弘) こども課長。
◎こども課長(山城宏達) 再質問にお答えします。 先ほど申し上げさせていただいた県の補助事業を活用して、今年度取り組んでいる施設が7施設ございます。ただ、この7施設につきましては、実際に何人が補助事業に取り組んで成果につなげていけるかというところは、まだ未知数でございますので、また結果を踏まえて御報告を行いたいと思っています。以上です。
○議長(大城好弘) 1番
宮里芳男議員。
◆1番(
宮里芳男議員) ぜひこの保育士、それから定員割れ、これはもう喫緊の課題で、私の友達もこの間、保育所の申し込みはしたけれども、どうなるかという話もありました。そういう形で、もう保育士不足というのは待遇を改善しなければいけない部分だと思いますので、これはお金がない、あるではなくて、とにかくこの部分は待遇改善をやっていって、定員割れを防いでいくという形をとっていただきたいと思っております。以上で、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長(大城好弘) 順次発言を許します。 9番上里善清議員。
◆9番(上里善清議員) おはようございます。9番議員、上里善清が質問いたします。質問をする前に所見を少し述べてみたいと思いますけれども、またしても米軍機からの落下物のそういった事故があったということで、これまでも何遍も航空機から、ヘリコプターから落下物が落ちるという事故を起こしております。最大の原因は、一般住民の住むところに軍用施設があるというのが根本です。ことしの2月で総理と前知事の仲井眞さんが運用停止をするという約束をしたはずですけれども、それも守られないと。一辺倒で辺野古どうのこうのと言っておりますが、約束したことは、ある意味では守らないといけないと私は思います。西原町も宜野湾市普天間のすぐそばの町でありまして、西原町でいつ起こってもおかしくないということを私も思います。縦横無尽にここを飛んでおりますが、私たちもいつかは被害に遭うのではないかと考えております。ぜひ早期の運用停止、閉鎖・撤去していただきたいと私は思います。それでは、6月定例会の一般質問をしていきます。 1.安心・安全について。(1)水は命の源であり、健康の源である。その水が、人体に有害な影響が指摘されている有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)が嘉手納町・北谷町・宜野湾市において高濃度で検出されております。PFOS・PFOAは泡消火剤や油圧作動油などに利用され、残留性の高い有機フッ素化合物でがんや胎児・乳児の発達障害の原因となることが指摘されており、日本国内では製造・使用が禁止されております。京都大学の小泉昭夫名誉教授は、国の責任で早急に基準値を策定するべきだと提言しております。3市町の取水源は米軍基地と隣接した地域であり、環境を考慮しない米軍の施設運用に問題があると私は思います。そこで以下のことについて、お伺いします。ア.県は2007年西原町の基準値調査を行っていますが、その後の調査は行っているのかどうか。イ.西原町の水道水はどのような経路で取水しているのか。ウ.北部地域でも米軍施設があり、汚染の可能性がないとは言えません。基準値の調査を行う必要があると私は考えます。検討しているのか伺います。(2)二酸化炭素の大量消費により地球規模で温暖化が進み、竜巻・水害等自然災害が多発しております。日本においても豪雨による水害は各地域で起きており、せんだって与那国町を襲った豪雨は記録的な大雨であった。西原町においても、現に過去に小波津川が氾濫し、水害を起こしております。過去の災害を教訓に、災害対策に取り組んでいかなければならなりません。そこで以下のことについて、お伺いします。ア.障がい者・高齢者・幼児等の災害弱者(要保護対象者)の名簿作成の状況を伺います。イ.土砂災害地域の指定、避難マップの作成と町民への周知及び説明会の実施は検討されるのか、伺います。ウ.地域防災組織の結成状況と避難訓練の実施状況。これは各地あったみたいですけれども、その状況をお示ししてください。エ.小波津川の整備は喫緊の課題であります。現在も工事は進んでおりますが、この小波津川の完成は一体いつになるのか。非常に期間の長い工事で、県の予算状況もあるとは思いますが、早期整備要請活動をやっているのか、お聞かせください。 2.まちづくりについて。中城村・北中城村は那覇広域都市計画区域から中部広域都市計画区域に移行するよう県に求めております。これは新聞紙上で、玉城知事も前向きに検討をするという書かれ方をしておりましたが、両村は市街化調整区域を多く抱え、まちづくりに支障が生じていることを訴えております。今、西原町が待望している大型MICE(マイス)施設、県も前向きで予算確保に今走っていると思います。仮の話をしてはちょっとあれですから、予算確保が困難になれば、話は破断することも想定されます。
大型MICE施設の動向が不透明な状況となる中、西原町のまちづくりについても再考を検討する時期に来ているように私は思います。そこで2点ほどお聞きします。(1)
大型MICE施設建設が困難となった場合は、那覇広域都市計画区域からの離脱を検討するか、町長に伺います。(2)那覇広域都市計画区域から離脱した場合のメリットとデメリットをお伺いします。 3.行財政改革について。(1)財政調整基金が減少する中、事業のスクラップ&ビルド、スリム化等による行革を強行できるように取り組まなければ、西原町の財政は危機的状況でありますが、打開することはできないと私は思います。財政破綻に至るのを防ぐため、町民に厳しい財政状況を説明し、できることから実行することが重要となっております。そこで以下のことについて伺います。ア.国による補助事業、特に扶助費が相当ふえておりますので、補助金が切られた事業は何事業か。補助金がなくなった事業を廃止できないか、町長に伺います。イ.次の各種補助機関への事業数、事業目的及び費用対効果の検証の実施はやっているのか。また、その事業のうち補助金メニューがなくなり、単費となったものはあるのか。(ア)社会福祉協議会。(イ)中央公民館。(ウ)町立図書館。(エ)児童館。(オ)自治会。(カ)商工会です。(2)行革の方法の一端として、住民基本台帳・税務・福祉業務等の情報システムやデータを、外部のデータセンターで管理運用し、ネットワーク経由で利用する自治体クラウドサービスの導入を、これをやっているところはOCCというところです。そこと中城村・八重瀬町は協定を結んでおります。目的は、災害に強く、経費や労務の削減(2割から3割)につながるのではないかということが挙げられているようです。西原町においても導入を検討しているのか、伺います。 4.歴史遺産・文化伝統芸能について。西原町は第二尚氏尚円王の居住地内間御殿をはじめ、さまざまな歴史文化遺産があります。その他たくさんあります。西原町の魅力を発信する歴史遺産・文化伝統芸能は、活用次第では町経済の活性化につながる資産であります。財政が厳しいということは十分承知しておりますが、来年度予定の尚円王即位550年事業をシンポジウムの計画だけではなく、伝統芸能の組踊を企画できないか伺います。生誕600年では「御鎖金丸(ウザシカナマル)」の組踊をやったのですが、これをぜひ企画していただきたいということの質問であります。以上、壇上から質問して、再質問は一般質問席でまたお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(大城好弘) 町長。
◎町長(上間明) それでは上里善清議員の2点目のまちづくりについて私のほうに質問がありますので、私のほうからお答えをさせていただきます。 上里議員のおっしゃるように、本町においては
大型MICE施設の今後の建設の動向が極めて注目をされているところであります。そうした中で、今非常にMICE施設の進捗については膠着状態にある、こうした状況があります。そこで(1)の質問では、
大型MICE施設の建設が困難になった場合はという前提で、那覇広域都市計画の区域から離脱を検討するのかということであります。私は決して
大型MICE施設の建設が困難になる、あるいはまた頓挫する。そういうことを全く想定していない。このように考えております。と申しますのも、「21世紀ビジョン」の中でも東海岸地域の活性化、西海岸に比べて東海岸はどうしても活力が落ちる。今ひとつ元気がない。そういうようなことからきちんとした位置づけをされておりますし、また国においても
大型MICE施設の必要性、特に観光立国を目指す点からも、南の玄関口として沖縄に
大型MICE施設は必要だと、こういう認識には何ら変わっておりません。そういう面では、今後も多少紆余曲折はありながらも、このMICE施設は建設される。マリンタウン地区にしっかりと計画どおり進められると考えております。そういう面からすると、那覇広域都市計画の離脱の云々も当然考えられるわけですが、ただ那覇広域都市計画、我々は常に言ってきているのが、東海岸は那覇広域都市計画のおかげでと言うとちょっとおかしいのですが、どうしても那覇市を中心とした広域計画ですから、東海岸は比較的、戦前戦後を通して農業を中心にしてきた町、村にとっては、そういう面でのしわ寄せはどうしてもあるのかと、こういう思いがあります。そこで県のほうも、これまでとスタンスが違ってきているように感じております。幹線道路の宅地の今後の転換、あるいはまた宅地化の弾力運用等、そういったものがあります。そういったものを含めて、今後もう少し県がどのような形で取り組むか。今現在、県では那覇広域都市計画区域を含む南部都市圏における区域区分、いわゆる線引き制度の検討を平成30年度から実施しておりまして、今後その動向をやはり注視していく必要があるだろうと思います。どうしても今後の西原町の発展動向、MICEをはじめ、幸地地域のインターチェンジでありますとか、あるいは都市モノレール、
県道浦添西原線、那覇北中城線等の整備がありますし、さらに国道329
号バイパス西原道路、これも計画段階評価も極めて順調に進んでおりまして、やはりダイナミックに西原町が発展できる、そういう素地、環境が着実にできていますので、そういう面での状況。それからまた、県内外の企業から30件余りの工業用地のオファーがありますし、そういう面ではダイナミックな発展が十分期待できる状況があります。その上で、それを踏まえた土地利用に果たして十分対応できる状況があるのか。この辺、我々にとっては極めて大きな関心事でございますので、その辺の動向を見極めながら、那覇広域に残ったほうがいいのかどうなのか。そのメリット・デメリットをしっかり見極めながら、今後のまちづくりについて対処していきたい。このように考えております。
○議長(大城好弘) 建設部長。
◎建設部長(玉那覇満彦) それでは、私のほうからは建設部関連の質問にお答えいたします。 まず質問項目1の安心・安全についての(1)のアについてお答えします。新聞に記載されました2007年の調査とは、岩手県が行った全国調査であります。沖縄県内では4カ所調査が行われ、そのうち1カ所に西原浄水場から供給される糸満市平和祈念公園での調査が含まれておりました。その後は、沖縄県企業局により各浄水場において、2014年度から毎年調査が行われております。 イについてお答えします。西原町の水道水の供給経路は、西原浄水場系と石川浄水場系に分けられます。西原浄水場系は、国頭村、東村、大宜味村にあるダムを水源にして、西原浄水場で浄水処理し、町の西側区域に供給されております。石川浄水場系は、国頭村、東村、大宜味村のダムに加え、宜野座村、金武町、うるま市にあるダムを水源にして、石川浄水場で浄水処理し、町の東側区域に供給されております。 ウについてお答えいたします。現在、沖縄県企業局により北部ダムを水源とする各浄水場において、毎年調査が行われており、西原町に供給される2つの浄水場のPFOSとPFOAの合計値は、1リットル当たり2ナノグラム以下という低い値で推移しています。町といたしましては、毎年行われる沖縄県企業局の調査結果を注視し、町独自の調査につきましては、他市町村や企業局の動向を確認しながら検討をしていきたいと考えております。 続きまして、(2)のエについてお答えいたします。小波津川の整備状況は、国道から下流側は平成30年度上半期にほぼ整備が完了しております。現在、国道からかねひで給油所区間の約800メートルの整備を進めており、県は令和4年度には整備完了予定であります。また、小波津川の用地が全て取得済みであることから、県は拡幅整備をどんどん進めており、そのため小波津川の水位はさほど上昇が見られないこともあり、整備も計画どおり進んでいることから、早期整備要請については、現時点では考えておりません。今後さらに上流への整備を進めていきますので、必要に応じて要請活動を考えていきたいと思います。 続きまして、質問項目2のまちづくりについて、(2)についてお答えいたします。県の南部都市圏へのヒアリング、アンケート調査結果の中で、先に離脱した南城市の結果課題を踏まえると、アのメリットについては開発規制が緩くなり、さまざまな開発が可能となり、人口増加が見込まれることが想定できます。イのデメリットについては、市中心部の拠点化を検討しているが、那覇広域に近い西側での開発圧力が強く、市内部において生活利便性に格差が生じており、市東側の人口が伸び悩んでいる等が上げられております。そのことから、計画的な市街化が望めないと思われます。以上です。
○議長(大城好弘) 総務部長。
◎総務部長(與那嶺剛) 私のほうからは質問項目1の(2)のイについてお答えいたします。 土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域は、沖縄県が指定しております。指定をする際には、住民説明会が実施され、意見等の聴取が行われます。町内では現在24カ所が指定されております。町では土砂災害危険箇所のほか、各種危険区域に指定されたエリアの情報を盛り込んだ防災マップ、避難時等避難情報提供掲示板を各行政区へ。また、あわせてホームページでも町民へ周知を図っているところであります。 続きまして、質問項目1の(2)のウについてお答えいたします。自主防災組織については、現在12団体が結成されております。町で把握しています防災訓練の最近の実施状況について、平成29年度は桃原、西原台団地、幸地ハイツ、池田、平園、東崎自治会の6件。平成30年度は、坂田ハイツ、我謝、幸地ハイツ、平園の4件が実施されております。今年度は、去る6月2日に我謝自治会が、土砂災害全国統一防災訓練を実施しているところであります。 続きまして、大項目3の行財政改革についての(1)のア.補助金がなくなった事業とその廃止についてお答えいたします。補助制度が終了した後において、町予算で継続している事業は10事業あります。これらの事業は昨年度開催した行財政改革推進委員会の答申においても廃止してみる必要があるとの答申を受けており、町としても検討していきたいと考えております。 続きまして、(1)のイの各種補助金機関への事業数、事業目的及び費用対効果の検証の実施、単独事業になったものについてお答えいたします。事業数については、こちらの予算上での仕分けとしての答弁となります。(ア)社会福祉協議会については8事業となり、その目的としては主に、地域包括支援センターの委託や総合相談事業などを実施してもらっております。(イ)の中央公民館については、中央公民館管理運営事業の1事業で、事業名のとおりの目的となっております。(ウ)の町立図書館については、図書館事務運営事業、図書整備事業の2事業となっており、管理・運営と図書の整備が主な目的となっております。(エ)の児童館については、児童館ごとの管理運営を目的としたものと、移動児童館等推進事業を含め5事業となっております。(オ)の自治会については、行政の事務連絡を迅速に行うため、自治会事務委託事業と、コミュニティーの醸成を図るため、自治会運営事業の2事業となっております。(カ)の商工会については、商工事務運営事業で商工業者を支援する目的で実施しておりますが、共同福祉施設の指定管理として共同福祉施設管理委託も行っております。これらの効果検証については、毎年ローリングを行っている実行計画のヒアリングをはじめ、当初予算編成に向けたヒアリングの場でこれを行っております。また、社会福祉協議会における8事業のうち1事業は補助事業が終了し、単独事業として実施しているものであり、そのほか中央公民館、町立図書館、児童館、自治会、商工会に係る事業については、単独事業として実施しております。 続きまして、大項目3の(2)の自治体クラウドサービスの検討についてお答えいたします。本町は、先日新聞にありました中城村、八重瀬町に先立ち、外部のデータセンターに管理・運用し、ネットワーク経由で利用するクラウドサービスを平成26年度から導入しております。これにより災害への備え、業務、経費の削減につなげているところであります。以上です。
○議長(大城好弘) 福祉部長。
◎福祉部長(小橋川健次) 私のほうからは、大きい項目1.安全・安心についての(2)のアについてお答えいたします。 現在、避難行動要支援者名簿の登録者状況については、高齢者、障害者等を含め82人の方が登録を行っております。以上です。
○議長(大城好弘) 教育部長。
◎教育部長(新垣和則) それでは、大きい項目4の歴史遺産・文化伝統芸能についてお答えいたします。 尚円王即位550年事業に伴う組踊の上演につきましては、西原町文化協会をはじめ、各種関係団体の皆様との連携・協力が必要となりますので、関係団体の皆様との意見交換や次年度の財政状況など、上演の実現の可能性について総合的に検討を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(大城好弘) 9番上里善清議員。
◆9番(上里善清議員) 順次再質問をしていきたいと思います。 では1番から行きます。2007年度に実施した西原町の数値は0.42ナノグラムでしたよね。たしかそうでした。2014年から毎年からやっているということなのですが、2というのは2ナノグラムなのでしょうか。0.2ですか。ちょっとお答えください。
○議長(大城好弘) 上下水道課長。
◎上下水道課長(宮城哲) この単位の話ですが、2というのは2ナノグラムです。0.42も、0.42ナノグラムです。以上です。
○議長(大城好弘) 9番上里善清議員。
◆5番(崎原盛秀議員) イベントをすると、やはり予算面が気になる部分があります。できましたらそういった予算面については、クラウドファンディング、ふるさと納税を活用するとか、ぜひ今後検討いただきたいと思います。 それから4の(3)のイベント等の開催時期の周知方法について、広報にしはらを活用したらどうかということで提案をいたしましたが、既にそれを行っているということなのですが、なかなか大きい行事については、その広報の中で出ていると思うのですが、地域の行事というのはなかなか出ていません。そのあたりも今後検討いただきたいと思いますが、どうでしょうか。
○議長(大城好弘) 文化課長。
◎文化課長(新城武) これにつきましても広報にしはらですとか、町のホームページですとか、小さい地域のそういった伝統芸能も周知できるような形で、関係課と一度調整を図って、検討していきたいと思っております。以上です。
○議長(大城好弘) 5番崎原盛秀議員。
◆5番(崎原盛秀議員) ぜひ検討していただきたいと思います。 最後になりますが、4の(4)のイベント広場の活用についてなのですが、やはりこのイベント広場というのは、これは今その広場を活用することによって、やはり観光客の皆さんとか、地域の皆さんが、そこを見る、知ることになると私は思います。そのことで、西原町の伝統、歴史・文化を発信していくということにつながると私は思います。ぜひそのあたり、産業観光課とタイアップをしていただいて、これは当然指定管理者とも調整は必要になるかと思いますが、ぜひやっていただきたいと思います。私は個人的には西原町の伝統芸能というのは、多岐にわたる伝統芸能があると思っています。すぐにでも観光に役立つのはいっぱいあるのではないかと考えておりまして、例えば庁舎を中心にしながら、西原町の大芸能祭というふうに銘打って、組踊や舞踊等、これはさわふじ未来ホールを活用する。それから棒術や獅子舞は、観光拠点施設のイベント広場を活用する。それから我謝の大綱曳は小波津川の南線を通行どめにして、その一帯で網羅した形で、こういった西原町の伝統芸能をフルに活用したら、私はいい観光につながると思っています。そういった企画も今後お願いしたいと思っておりますが、このあたりは産業観光課長でよろしいですか。どちらで。そういったことの御答弁をいただきたいと思います。
○議長(大城好弘) 産業観光課主幹。
◎産業観光課主幹(玉那覇敦也) お答えしたいと思います。 そういった地域のイベント、町民が多く参加できるようなイベントを検討していきたいと思いますが、やはりいかんせん財政が伴うところがありますので、そこをどうやったらできるか、議員のアイデアも参考にしながら検討していきたいと思います。以上です。
○議長(大城好弘) 5番崎原盛秀議員。
◆5番(崎原盛秀議員) 時間がありませんので、まず西原町の伝統芸能を継承発展をさせると、そのことで私は、それをモチーフにしながら観光につなげられるような、そういった西原町であってほしいと願いながら、本日の一般質問を終わりたいと思います。御答弁ありがとうございました。
○議長(大城好弘) 以上で本日の日程は、全部終了しました。 本日は、これで散会します。
△散会(午後3時45分) 令和元年6月7日 地方自治法第123条第2項の規定により、署名する。 西原町議会議長 大城好弘 署名議員 新川喜男 署名議員 宮里洋史...